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2017/03/26 10:36

こんにちは、つるうちはなです。

すっかり日が空いてしまったのですが、旧譜祭りに寄せたセルフライナーノーツ、今回は「DAY GIRL」というミニアルバムについて。

これは前作「あたしバカ/恋愛」に引き続き、DOG HAIR DRESSERSの太田成義さんがプロデュース。
元々のつるうちはなの元気路線に加え、パワーポップ色の強い作品となっています。
発売された当時、発売日がサンボマスターと同じで、両方買った人がこれを流したときに「間違えてサンボマスター流したのかと思った」という話があるくらい笑、勢いのあるサウンドに仕上がりました。

では、一曲ずつの解説をお届けします!

1「DAY GIRL」
とっっても大好きな曲で、今もライブでたまに歌います。この音源が出来る少し前に、おうちが近くて気が合ってしょっちゅう遊んでいたシンガーソングライター・齋藤さっこちゃんに向けて書いた歌です。女の友情について書いた歌は実はこの曲だけかもしれません。

サビのメロの緩急がつるうちはなの良いところがめっちゃ出てると思います。そしてアレンジももうこれ以外ありえない!ってくらいハマってる。壮大で厚みがあるんだけど音数は実は少なくてシンプルなんです。これはミックスを手がけてくれたいぶちさん(つるうち作品に欠かせない方)の魔法もすっごくかかってる。

2「PARTY」
DAYGIRLと二極を成している表題曲。DAYGIRLは真っ昼間、PARTYはそのあとの夜のお話ってかんじです。こんなにストレートな応援ソングもやっぱり珍しい。そして今も色んな人が「これ好き!歌いたい!」と言ってくれていて、Chakiちゃんはリメイクしてカバーしてくれたし、最近だとあヴぁんだんどのべにちゃんもカバーしてくれました。もう10年近く経ってるのにいまだに愛してもらえて、本当に幸せな曲です。しかし私にはキーが高すぎるのでもうだいぶ歌ってません。笑

3「コンダクター」
このかんじの裏声で歌うこういう曲、音源化されたのはこれが最後かな。私、昔ある時期、全曲裏声で歌ってたんですよ。それはなぜかというと、10代の後半で精神的な問題で声が出なくなり、マジでほんっとに歌えなくなっちゃって、しゃべりもできなくなって、でもそのときに裏声なら出るぞって気づいて、もう裏声でもいいから歌おう!ってやってた時期のなごりです。この声はこの声で好きだったし、こっちのほうが好きって人も結構昔はいたんだよね。でももうこの発声法はできなくなっちゃった。

曲的にはアルバム「LOVE」の「I HATE YOU」がこの系譜だと思います。私はこういう暗くてオルタナでコードが美しい、みたいな曲、めっちゃ好物です。太田さんのギターが死ぬほどかっこいいね。

4「ID」
これもライブでたまにやってる。自分でいうけど本当に美しい曲。このかんじってもう絶対このときしか出せない、書けない。ぐちゃぐちゃの恋愛でボロボロだったとき、朝方の空が青白い時間帯に下北沢の陸橋を走って帰る途中、メロディと歌詞が一緒に降りてきてくれました。この時期の私は本当に音楽に救われていた。美しいメロディと歌詞ができることで、自分の人生のふがいなさも全部肯定していけると信じていた。あ、それは今もおんなじか。笑

5「グーチョキグー」
これは自分的には地味な曲だなあと思ってたんだけど、プロデュースの太田さんがいたく気に入ってくれて、絶対入れよう!と押されて入れた曲。この頃ポールマッカートニーのソロにハマっていたのでその気配がする。盛り上がりすぎない美学みたいなのがありますね。でも私はやっぱりサビはバーン!ドカーン!みたいなのが好きだから、これはあんまりライブでやってない。笑 だけど結果このミニアルバムをまとめてくれるのはこの曲だったなあと思う。上品だよね。ここまでがエモすぎるから、最後はこうフラットなかんじで終わるのが、いい。


いや〜〜〜こう改めて振り返って思うけど、私ほんっとに作品に関しては妥協しないでリリースしてきたんだな。
昔の音源も全く恥ずかしくないし、いつどの時代のCDも自信持っておすすめできるよ。
メロもアレンジも古臭くもなんともないし、ずーっと王道のポップスをやってるとおもう。

私はつるうちはなが好きだ!
そしてつるうちはなを愛して一緒に音を作ってくれた人たちへの感謝は一生消えない!

次回は初めてのフルアルバム「つるうちはな」について書きます。
またね!

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つるうちはな旧譜祭りは4月末まで!
全作品をサイン入りでお届けします♪ぜひこの機会に過去の作品も聴いてみてくださいね!